2011年10月20日木曜日

秋のきのこパラダイス2~

土曜日にムラサキシメジとカワリハツの収獲に恵まれて。。。
食べてみるとなかなか美味しかった事もあり日曜もきのこ狩りに出掛ける事にしました。
大阪某所の山に行ってみる事にしました。

登山口からてくてくと登り始めるが、どうやら林道の脇の草を大幅に刈り採っているようです。
歩きやすいのですが。。。
最近刈り取られたようできのこの生える土壌ごと取られている感じです。
少し歩くもきのこが、ありません。
山を登って降りてあまりきのこが無いので。。。
更に奥へと足を進めてみました。
こちらは、まだ草を刈り取った形跡がなかったので期待しながら探して歩くと。。。
発見~頭上の木にウスヒラタケが~

(収獲したウスヒラタケ)

かなり沢山生えていましたが。。。
少し高い木である事からあまり見つからなかったのでしょうね。
私は、写真を撮ってから少し収獲する事にしました。
ウスヒラタケは、類似種類にヒラタケ(食)やツキヨタケ(毒)があります。
ウスヒラタケとヒラタケは、ウスヒラタケの方が肉が薄く色も薄い灰色である点で区別出来ますが。。。
良く似た物もあるようですが。。。まあどちらも食なので問題ないかと思います。
ツキヨタケは、色が黄色から黄褐色で半分に割ると根元が黒く腐ってるように見えます。
慣れてくれば全然違うと思いますけど。。。
図鑑の絵合わせをしてるだけだとなかなか区別がつかないかも知れません。
ツキヨタケの中毒は、毒きのこ中でも上位ですのでご注意下さいね。
この名前の由来は、夜に光って見える事です。
これも識別する特徴の一つですね。

ウスヒラタケやヒラタケは、その昔栽培物でシメジとして販売されていた傘の濃い灰色の小さなきのこをご存知でしょうか?
最近は、あまり見かけなくなりましたが。。。
そのきのここそヒラタケを品種改良して育てた品だったのです。
でもこれをしめじとして販売する気が知れませんが。。。
日本では、同じような事がありますよね。
魚の名前でもタイを付けて高級感を出すとか言うのも同じ目的ですよね。

ヒラタケは、食感が良く温和な香りなので万能で調理に使えると思いますが。。。
その食感を1番楽しめるのは、煮た料理のように思います。
ですから汁の具や煮て酢の物や和え物にするのが良いだろうと思います。

私は、素焼きと卵焼きの餡かけと炒め物と中華風のスープの具にしてみました。
1番良かったのは、スープの具です。
(卵焼きのウスヒラタケなどいろいろきのこの餡かけ)

さて続いて探索の続きですが。。。
さらに奥へと歩いて行くと。。。
またまたきのこ発見です。
そのシルエットから間違い無くシメジの仲間である事は、直にわかりました。
さて食べれるか?と言う事ですが。。。
傘の灰色のシメジの仲間で食べれないのは、ハイイロシメジとネズミシメジです。
ネズミシメジは、傘の表皮の下がネズミ色の肉である点が特徴です。
これには該当しない事を確認しました。
ハイイロシメジは、傘の雰囲気や柄の雰囲気で違うと判断出来ましたので。。。
その他の食ベれるシメジをいろいろ排除した結果。。。。どうやらホンシメジである事が判明しました。

(収獲したホンシメジ)

まさかきのこを勉強し始めて1年ちょっとでこんな大物に出会えるとは、何とも嬉しい事です。
しかしまだ幼菌だったために2つだけ収獲して退散する事にしました。
もちろん後日さらに収獲にむかい5本ゲットしてきました。
あと1度くらい収獲出来そうで楽しみです。
ホンシメジは、図鑑によりますとマツタケと双璧の第1級きのことあります。
こちらでは、マツタケを購入する事は出来ますが。。。
天然ホンシメジは、無理です。
そう言う点でも貴重な品であり飛び抜けたランクに思えます。
さてホンシメジともなるとあまり手を加えないでシンプルに味わいたい物です。
まずは、半分に割ってそのまま焼いて食べる事にしました。
これまた口に入れるときのこのエキスが、じゅわっと出て最高です。
  (ホンシメジ、ハタケシメジ、ブナシメジの醤油付け焼き)

(マイタケ、ブナシメジ、ホンシメジ、ウスヒラタケの焼き物)

やはりホンシメジは、別格の旨さです。
香り松茸、味占地と言われるだけあります。
何だかとても贅沢な気分になれる収獲でした。

ホンシメジを収獲して気を良くしたので。。。
そろそろ帰る事にしました。
かなり奥まで歩いて来たので朝9:20~15:00までほぼ休み無しで歩き続けでしたので。。。
少し疲れましたが。。。
良い1日となりました。

2011年10月17日月曜日

秋のきのこパラダイス1~

先週の週末は、きのこを探しに行ってました。
昨年何気なく訪れた場所できのこが、沢山あり。。。
今にして思えばあの食べれるきのこや美味しいあのきのこだったんだな。。。
と思い行きたかった某所に出掛けてきました。

ここで昨年見た食べれるきのこは、ヤマドリタケモドキ、チチアワタケ、アカヤマドリ、アンズタケ、マイタケなんですが。。。
当時は、マイタケ以外何だか怪しいきのこだなって思っていました。
今なら逃さないで食べるのにと思いながら現地に出発です。
地道で約2時間の道程で到着~
周辺の駐車場に停めて探索開始です。

昨年は、もっと多数のきのこが見れたのですが。。。
種類も数も少なめでした。
どうやら下の草を刈ったのが原因のようです。
うーむ、残念。

しかし、近所の公園と比べればパラダイスです。
多数のきのこに出会いました。

今回の探索第一号のきのこは、これです。
カキシメジ(毒)です。


見るからに美味しそうなこのきのこ~
ですから中毒原因でも上位に来ています。
まだまだきのこの俗説となる「色が地味なきのこは食べられる」を信じてる人がいるのでしょうね。
こんな事実は、まったくの出鱈目なのでご注意下さいね。

今回の収獲は、ムラサキシメジとカワリハツです。

ムラサキシメジは、名前の通り紫色のきのこです。


これは、普通食べようと思わないですよね。
でも変わった色だから初心者にも見分け易いきのこと言えます。
しかしまったくの初心者には、難しいだろうと思います。
このきのこは、シメジの仲間ですが。。。
別の仲間で紫のきのこは、多数あります。
シメジであるかそれ以外かを区別出来て初めてこのきのこを安全に食べられると思います。

このきのこに類似した毒種類としてウスムラサキシメジ(毒)があります。
確実に区別する必要があります。
まあ色が、薄く白っぽい感じなので。。。
ムラサキシメジが老菌になって白っぽくなってないと色で区別も容易なので心配ないでしょう。

でも私はきのこ初心者なのでこれで安心と言う訳では、ないかも知れません。
野生きのこを食べてみようと言う方は、是非自分で勉強しましょう。
間違えば死にますので。。。命をそんなに簡単に人に預けたくないでしょう~笑

続いてカワリハツです。


このきのこも名前からしてイメージが、湧くでしょうか?
何が変わるの?って事ですが。。。
きのこの傘の色です。
図鑑によるとオリーブ色、紫色、黄色などいろいろな色が単色や混ざった色の場合もあります。
これは難解ですね。
私は、この中で紫色の物のみなら食べられるのでは?と常々考えていました。
それは、何故かと言うと。。。
このきのこは、ベニタケと言うきのこの仲間なのですが。。。
その仲間の紫のきのこに猛毒の物が無い事が1番の理由です。
またベニタケの紫のきのこは、食べられる物が多いようだったので。。。
仮に間違えて別のきのこを食べてもダメージは、少ないと考えたからです。

結果としては、間違い無くカワリハツだっただろうと今確信しておりますけどね。(笑)

野生きのこを食べる時には、中毒を起こした時に何を食べたか解らないと治療にも時間が掛かる事もあり。。。
一部を残す必要があります。
初めてなら5cmくらいのきのこなら半分食べて半分残す感じですかね。
きのこ中毒も貴重なデータですから皆さんに活用してもらうためには、こう言う事も重要だと思います。

私の今回の収獲は、ムラサキシメジ2本とカワリハツ1本だったので。。。
ムラサキシメジ1本とカワリハツ半分を吸い物にしてみました。
だしは、昆布のみできのこのだしを楽しみます。
味付けも薄口醤油のみにしました。


葱を少々入れたその吸い物は、かなりの出来栄えで野生きのこの素晴らしさを再認識しました。

食べてみるとムラサキシメジは、しゃっきりした歯ごたえもあり味も良いきのこです。
色が、紫ですけど。。。気にならなければ万能な調理にむくと思います。
カワリハツは、シメジに比べると歯ごたえがぼそぼそした感じですが。。。
噛んだ時にでるエキスは、最高です。
良いだしが出ると本に紹介されていましたが。。。まさしくです。
個人的には、カワリハツが気に入りました。
ただカワリハツは、調理方法を選びそうです。
肉質がぼそぼそなので煮る料理が、無難かも知れないですね。

2011年10月10日月曜日

トキイロヒラタケを食す

最近寒い日と温かい日が交互に来るので体調管理が大変ですね。
私は、9月の末くらいから風邪で伏せっておりましたが。。。
やっと回復いたしました。
皆さんも体調管理には、ご注意下さいね。

さて本日の記事です。
いつものように近所のスーパーに行くと。。。
普段あまり並んでいないきのこが売っていました。
その色は、他のきのこと比べて一際目立つピンク色です。
名前は、トキイロヒラタケと言います。
この他にもヤナギマツタケ、ササクレヒトヨタケと言うきのこが売っていました。
それぞれ興味があったのですが。。。
今回は、トキイロヒラタケを購入する事にしました。
いろいろ混ぜたきのこ汁も美味しそうだったですが。。。
やはりきのこ単体の味を見ておく必要があるだろうと思っての選択でした。


今回は、トキイロヒラタケとソーセージの炒め物を作ってみました。
きのこの風味は、なかなか強く歯応えも良いのでそこそこ美味しいです。
しかしまだ大量生産されてないからでしょうか。。。
メジャーなきのこに比べると値段が高く販売されています。
味が、それらのきのこ凌駕していれば問題ないのですけど。。。
マイタケやホンシメジに勝てる味とも思えないのが残念です。
この値段だとちょっと微妙なきのこのようです。
またこのピンク色を残して調理するとなると結構食べ方も決まってきそうです。
炒めても色が、変わってましたのでさっと茹でて大根おろし和えくらいが無難か知れないですね。

大量販売に成功して安く販売されれば食べたいきのこなので。。。
業者の方は、頑張って欲しいなと思います。