2012年10月26日金曜日

10月の収獲~&祝目標達成~

さて10月も終わりが近くなってきていますね。

本来なら9~10月ごろになると秋のキノコが、多数出るはずなのですが。。。
今年は、変なようです。

夏のキノコが、終わってからキノコが少ないように思います。
とは言え探索には、出掛けておりました。
最初の週末は、夏のキノコが終わったようで収獲なしでした。
2週目には、やっと少しキノコを見つける事が出来ました。
収獲物は、アンズタケ、ムラサキアブラシメジモドキ、ウスヒラタケ、ツエタケです。

左からアンズタケ、ムラサキアブラシメジモドキ、ウスヒラタケ

ツエタケ

アンズタケは、夏のキノコで今年最後の味かと収獲してきました。

ムラサキアブラシメジモドキは、名前はシメジなんですがフウセンタケ科のキノコです。
傘も柄もぬめりがあり傘の」中心は、やや茶色になります。
ムラサキの色が抜けた固体では、全体的に茶色に見える物もあるようです。
フウセンタケ科は、キノコの仲間で一番の大家族なんですが。。。
日本の図鑑では、あまり紹介している種類が少なく同定の難しい種類となります。
とは言えこのキノコは、特異な色ですから何とか見分けも付きました。
全体にぬめりのあるキノコですからナメコのように汁物がおすすめだと思います。

フウセンタケの名前の由来は、柄の根元が球根のように膨らんだ状態を指すようです。
しかし仲間には、根元が膨らまない種類も多数あります。
フウセンタケ科が詳しく解説された本が、欲しいところですが。。。
まだまだ難しいようです。

そろそろ洋書に手を出すしかないかなと思っています。
外国では、フウセンタケやシメジなどのようにそれだけの専門書があります。
これが必要なところまで来たのですから。。。
ある意味2年程度でここまで辿り着いた私の食い意地は、凄いパワーだなと関心してしまいます。

ウスヒラタケは、小ぶりな状態でしたが収獲物も少なかったので少し頂いてきました。

ツエタケは、写真の通り地中に大きな根のような先になっています。
これは、掘り出してみないと解りません。
食べる時には、別の種類と間違わないために掘り起して確認しています。
あまり群生していないようなので雑多なキノコとなると思いますが。。。
癖も無く比較的万能なキノコとして食べれそうです。

収獲量も少なかったのでお吸い物の具にしてみました。
ムラサキアブラシメジモドキは、全体にぬめりがあり口当たりもナメコ風です。
ただしやや弱い苦味を感じる固体もあるようです。
気になる程度では、ないでしょうが。。。
お吸い物より味噌汁など味の強い物の方が、おすすめかも知れないですね。

ツエタケは、お吸い物で美味しく頂けましたので比較的万能に調理可能だと思います。

3週目もキノコは、少ないものの。。。
運良く良いキノコを発見出来ました。
収獲物は、オオキツネタケ、ムラサキアブラシメジモドキ、ヒイロガサ、ウラベニホテイシメジ、ハナビラニカワタケ、
ナラタケモドキ、クロラッパタケです。

左上の赤茶色のがオオキツネタケ、ムラサキアブラシメジモドキ、ヒイロガサ、
ウラベニホテイシメジ、ハナビラニカワタケ、ナラタケモドキ、クロラッパタケ

オオキツネタケは、キツネタケ属のキノコで道端に普通に見かける事が多いキノコです。
柄が強靭な感じでひだに厚みがあり柄の上の方は、粉状もしくは線のように見えます。
オオキツネタケは、柄の根元に紫青色の菌糸があるため部分的にこのような色に見えます。
あまり食べないキノコのようです。
柄が硬そうだったので炒め物にしてみました。
それでも硬くやや食べにくい感じのキノコでした。
傘は、そこそこ食べれましたけど。。。
美味しいと言う事もないので次は、収獲しないかな~

ヒイロガサは、ヌメリガサ科のキノコで全体にぬめりのある種類が多いようです。
この種は、日本の図鑑で食となっていますが。。。
外国の書籍では、毒となっているようです。
但し外国の種類と同じ種類かは、必ずしも定かではないと思います。

この種類も類似種の多いキノコですから。。。
確実に同定出来ないなら食べない方が良いと思います。

ウラベニホテイシメジは、イッポンシメジ科のキノコです。
この科には、キノコ中毒の原因キノコで間違い安いようです。
見た目は絵合わせだけで判断するのは、かなり危険なキノコです。
この原因キノコは、クサウラベニタケと言いますが。。。
類似種が多く本来は、数種類の種を混同している可能性もあるのかなと思っています。
ウラベニホテイシメジは、傘表面に白い粉状の物が多い部分的に指で押したような部分に白い粉状のような物がないようです。
但しこの粉状の物も雨などで流れて見えにくい場合もあります。
このような固体には、手を出さない方が無難でしょう。
また非吸水性である事も確認するのが、良いでしょう。
柄は、下に太まり棍棒のような形をしています。
表面は、縦のしわがあります。
押した感じは、しっかりしています。
こんな特徴を全て備えていれば問題ないかと思います。

また合わせてクサウラベニタケの特徴にも当てはめて同定する必要があります。
それで違うと解れば食べてみるのも良いかと思います。

ただこの違いを同定するのは、かなりの固体を見て精度を上げてからが無難だと思いますが。。。
是非チャレンジしてみて下さいね。
比較的大きなキノコですし万能に調理出来ると思いますよ。

ハナビラニカワタケは、シロキクラゲの仲間で柔らかく癖もありません。
やや珍しいキノコのようですが、1本の木から4株出ていたので2株採集させてもらいました。

ナラタケモドキは、先月も採集していて美味しいキノコです。
時期的にもう終わりなかと思います。
続いてナラタケを狙っています。

クロラッパタケは、黒いトランペット形のキノコです。
こちらも西洋で好んで食べられているようです。
見た目黒い事もありあまり食欲が進まないかも知れませんが。。。
しゃっきりしていてかなり美味しいキノコです。
ラッパ状なのですが、半分に裂いて洗うと良いです。
根元に砂な小石を含んでいますからね。
手間ですが、これで美味しく食べれますよ。


ハナビラニカワタケとクロラッパタケとヒイロガサをさっと茹でて酢の物にしてみました。
この3種類は、どれもが癖も無く食感も違い取り合わせも良かったです。
おすすめの調理法ですよ。

オオキツネタケとウラベニホテイシメジは、炒め物にしてみました。
オオキツネタケは、柄が硬くもっと火を通す調理が良いようです。
てんぷらが良いのかな~
ウラベニホテイシメジは、本によるとやや苦味があると書いてありましたが。。。
そのまま炒めても問題ない味でした。
これは、また見つけたら収獲したいなと思うキノコです。


現在、ハルシメジ、サケツバタケ、アカダマキヌガサダケ、チチタケ、ツチナメコ、
アカヤマドリ、アイタケ、アンズタケ、ベニウスタケ、ホオベニシロアシイグチ、
マツオウジ、ヤマドリタケモドキ、チチアワタケ、ナラタケモドキ、ムラサキアブラシメジモドキ、
ツエタケ、オオキツネタケ、ヒイロガサ、ウラベニホテイシメジ、クロラッパタケです。
20種類食べたど~(笑
早くも目標クリアとなりました。
次は、どうしよう。。。
時期的にも流石にあと10種増えると無理そうなので。。。25種類を目標に頑張ります。