2012年6月28日木曜日

6月も終わりが近いですが

皆様お元気ですか?
今年の梅雨は、気温が低い日が多く過ごしやすいように思います。

と言うか気温が、低いからなのか夏のきのこの発生が少ないようです。
普段なら雨の後には、夏のきのこがそこら一面に生えるようなのですが。。。
じっくり探してやっと見つかるような感じです。

とは言え夏のきのこを食べるべく日々きのこ探索をしております。
さて今回の収穫物ですが、アカダマキヌガサダケと言います。






キヌガサダケと聞いて中華料理で食べた事のある方もいるかも知れないですね。
このきのこは、やや高級な中華料理でちょくちょく見かけます。

キヌガサダケには、アカダマキヌガサダケ、キヌガサダケ、ウスキキヌガサダケと言うのがいます。
どれも食べれるようです。

このキヌガサダケは、今までのきのこのような形をしていません。
通常しいたけのような傘の裏に歯状のひだのあるきのこは、成熟してここから胞子を下に落とす事で子孫を残していきます。
しかしこのきのこには、ひだがありません。
どうやって子孫を残すのか?
このきのこの頭の黒い部分にブレバと言うどろっとした液体が付いてあり強い匂いを発します。
その匂いに寄ってきたハエが体に付けて運ぶようです。

このようなきのこですから頭の黒い部分は、現地に捨ててくるのがベストでしょうかね。
ちなみに普通のキヌガサダケは、きのこから3~5mくらいの場所でもかなり臭く糞のような匂いのようです。
これはたまらん~息を止めて獲物をゲットして退散しないといけないですね。

さてアカダマキヌガサダケは、南国のフルーツの腐ったような香りで上記の物よりまだ良い香りと言えます。
とは言えハエにたかられるのは、嫌なので頭の部分を取ってから持って帰ってきました。
そうそうアカダマと言うのは、きのこが生えている卵の色が赤いところからの命名のようです。

ウスキキヌガサダケは、まだ見た事がないのですが。。。
どうやら高知県で食用として栽培実験が行われているようです。
一度栽培しているところを見てみたいものです。

このキヌガサダケを食べるにあたりやはり中華料理を念頭においてメニューを考えました。
通常干しキヌガサダケを使っているようなので家のベランダで干してから調理する事にしました。

高級中華では、フカヒレなどを詰めて蒸して餡をかけた料理が一般的かと思いますので。。。
上記を家庭で簡単アレンジメニューにしてみました。

と言う事でアカダマキヌガサダケの春雨とカニ蒲詰めあんかけです。



最後に生姜を入れて味を引き締めて餡にしました。
ちょっと豪華な一品に見えるでしょうか?

なかなか美味でしたが。。。
きのこ自体に味は、ないので。。。
スポンジのような食感を楽しむため汁の具にも良いよに思います。

もう少し気温が上がってくると夏のきのこパラダイスになるのですが。。。
そんな日が、来るのでしょうかね。
待ち遠しいかぎりです。